2019年07月15日
19ストラディックを分解してみた。
19ストラディックC3000HGがやってきました。
左が15モデル、右が19モデル
シマノのホームページによると
いぶし銀の進化って事ですね。
では見ていきましょう。
【スプール】
ロングストロークにしたことで飛距離が伸びるらしい。15モデルとスプールの互換性はありません。
もっともそんなの分かりきった事で筆者の関心は無理矢理にでも付くのかって事です(^^;
物理的には15ストラディックに19ストラディックのスプールが付きました。
糸を巻いてみましょう。
グダグダです(^^;
当たり前ですね。
【ラインクリップ】
新形状になったらしい。
旧々形状の12セフィアCI4+、
旧形状の15ストラディック、
新形状の19ストラディック
で較べてみました。
ラインの留め易さ
19スト ≒ 15スト > 12セフィア
ラインの外し易さ
19スト ≒ 12セフィア ≫ 15スト
合格!!
【ドラグ】
筆者は真鯛の一つテンヤ用に使う予定ですが、C3000は選択ミスだったかも。C3000のドラグはカーボンワッシャーらしいんだけど手で回す限り強力過ぎ。何と言うか1.5号〜2.5号のPEラインで青物を走らせないようなドラグ。0.8号〜1号を使う一つテンヤにはどうなんだろう?
ぶっちゃけよく分かりません(^^;
【ハンドル】
折畳めなくなりました。賛否両論ありそうですが、筆者はどちらかと言うと「賛」
折り畳んだハンドルがスプールに当たるので筆者はリールを仕舞う時はハンドルを完全に外してしまいます。つまり折り畳めみの利便性を享受出来ていません。むしろ可動部への注油など余計な手間がかかっています。
さぁバラしていきましょう。
【トルクスネジ】
分解するなというメーカーの意思が感じられるトルクスネジですが、ラインローラー部はマイナスドライバーで外せます。メンテしやすくなったのでありがたいです。
お尻のメッキパーツはいかん。
筆者も持ち合わせていないサイズのトルクスネジ。本当はよくないんだろうけど1.3mmの六角レンチで外せました。15ストラディックの記事でも書いたけど、ここはプラスにしてほしい。
傷が入りやすい箇所だから交換出来るようにしてあるんだと思ってたけどこんなネジじゃ自分で交換出来ません。
【ローターパッキン】
撥水加工されたパッキンです。15ストラディックと同じ。
に見えたけど違いました。特殊ナットです。防水性アップのためでしょう。
【Xプロテクト】
ローターを外すとローラークラッチを覆い隠す部品が付いています。難しい説明がなくても防水性が高そうなのが分かります。
15ストラディックのコアプロテクトもよく考えてあり防水効果に疑いはないものの慌ててダイワのマグシールドに対抗した感はありました。ローラークラッチ周りの寸法をやり繰りしてパッキンを詰め込みましたみたいな。
Xプロテクトは名前だけじゃなくて基本的な構造から見直してあるんですね。
ところで写真をもう一度よく見てみましょう。
ピニオンギアの穴とメインシャフトに隙間があります。これだとグラグラしますね。
どうやってグラグラを抑えるかというと先程のローターナットで抑えているんです。
これってダイワのリールによくある構造でメインシャフトとピニオンギアの穴を非接触にすることで回転ノイズが小さくなります。更に上位機種だとナットの中にベアリングが入っていたりもします。
そこでヴァンキッシュの部品リストをみるとやっぱりベアリングらしきものが入ってますね。
筆者はベアリングチューンには全く興味がないから改造しないけど、興味がある方は人柱改造よろしく(^^;
【メインギアの座金】
この写真で特筆すべきが2点あります。
1つはベアリングがネジ留めされていること。意図は分からないけど2点目と関係あるかもしれません。2点目はメインギアに座金が入っていないことです。
本ブログでは何度か
「コストダウンはどんどんやってくれ。ただし目に付くコストダウンはやってくれるな」
と書いたことがあります。
座金を無くすようなコストダウンだったらどんどんやってほしい。部品代なんて0.1円ぐらいかもしれません。むしろ製造工数削減です。
座金ってなぜ必要かというと製造バラツキがあるからです。座金が不要ってことはバラツキの最小化に成功したってことなんだろうと愚考します。
【マイクロモジュールギア】
うーん。見た目はマイクロじゃありません。ウォームシャフトを回すギアがマイクロなのかな。効果あるのかなぁ?
アルミ合金なのにHAGANEギア
アルミボディなのにHAGANEボディ
マイクロじゃないのにマイクロモジュール
シマノの機能の名称は分かりづらい。
そんな事はどうでもよくて気になるのは回転フィーリングはどう変わったですよね。
極上のしっとり感です。
ただ筆者のリールだけなのか15ストラディック全般全般なのか不明だけど、15ストラディックの回転も相当いいです。19モデルが劇的に回転がよくなったかと言われるとそうではない。
「○○が更に美味しくなりました。」
みたいな違いです。
さて19ストラディックの点数は
90点
価格でマイナス20点。
2500Sが25,200円 → 26,000円
C3000が25,200円 → 26,800円
2500Sの値上げ幅は許容出来るけどC3000は上げすぎです。バイオマスター時代からモデルチェンジのたびにちょっとずつ値上げして、19ストラディックは、とうとう実売2万円に近付きました。さすがにコスパに優れたモデルといった評価はしっくりきません。
高級リールの仲間入りです。
値上げ幅は大いに不満ですが、ローターにメッキパーツを使うなど質感を上げる為にコストをかけているのが筆者好みなので10点戻しました。
楽天
左が15モデル、右が19モデル
シマノのホームページによると
いぶし銀の進化って事ですね。
では見ていきましょう。
【スプール】
ロングストロークにしたことで飛距離が伸びるらしい。15モデルとスプールの互換性はありません。
もっともそんなの分かりきった事で筆者の関心は無理矢理にでも付くのかって事です(^^;
物理的には15ストラディックに19ストラディックのスプールが付きました。
糸を巻いてみましょう。
グダグダです(^^;
当たり前ですね。
【ラインクリップ】
新形状になったらしい。
旧々形状の12セフィアCI4+、
旧形状の15ストラディック、
新形状の19ストラディック
で較べてみました。
ラインの留め易さ
19スト ≒ 15スト > 12セフィア
ラインの外し易さ
19スト ≒ 12セフィア ≫ 15スト
合格!!
【ドラグ】
筆者は真鯛の一つテンヤ用に使う予定ですが、C3000は選択ミスだったかも。C3000のドラグはカーボンワッシャーらしいんだけど手で回す限り強力過ぎ。何と言うか1.5号〜2.5号のPEラインで青物を走らせないようなドラグ。0.8号〜1号を使う一つテンヤにはどうなんだろう?
ぶっちゃけよく分かりません(^^;
【ハンドル】
折畳めなくなりました。賛否両論ありそうですが、筆者はどちらかと言うと「賛」
折り畳んだハンドルがスプールに当たるので筆者はリールを仕舞う時はハンドルを完全に外してしまいます。つまり折り畳めみの利便性を享受出来ていません。むしろ可動部への注油など余計な手間がかかっています。
さぁバラしていきましょう。
【トルクスネジ】
分解するなというメーカーの意思が感じられるトルクスネジですが、ラインローラー部はマイナスドライバーで外せます。メンテしやすくなったのでありがたいです。
お尻のメッキパーツはいかん。
筆者も持ち合わせていないサイズのトルクスネジ。本当はよくないんだろうけど1.3mmの六角レンチで外せました。15ストラディックの記事でも書いたけど、ここはプラスにしてほしい。
傷が入りやすい箇所だから交換出来るようにしてあるんだと思ってたけどこんなネジじゃ自分で交換出来ません。
【ローターパッキン】
撥水加工されたパッキンです。15ストラディックと同じ。
に見えたけど違いました。特殊ナットです。防水性アップのためでしょう。
【Xプロテクト】
ローターを外すとローラークラッチを覆い隠す部品が付いています。難しい説明がなくても防水性が高そうなのが分かります。
15ストラディックのコアプロテクトもよく考えてあり防水効果に疑いはないものの慌ててダイワのマグシールドに対抗した感はありました。ローラークラッチ周りの寸法をやり繰りしてパッキンを詰め込みましたみたいな。
Xプロテクトは名前だけじゃなくて基本的な構造から見直してあるんですね。
ところで写真をもう一度よく見てみましょう。
ピニオンギアの穴とメインシャフトに隙間があります。これだとグラグラしますね。
どうやってグラグラを抑えるかというと先程のローターナットで抑えているんです。
これってダイワのリールによくある構造でメインシャフトとピニオンギアの穴を非接触にすることで回転ノイズが小さくなります。更に上位機種だとナットの中にベアリングが入っていたりもします。
そこでヴァンキッシュの部品リストをみるとやっぱりベアリングらしきものが入ってますね。
筆者はベアリングチューンには全く興味がないから改造しないけど、興味がある方は人柱改造よろしく(^^;
【メインギアの座金】
この写真で特筆すべきが2点あります。
1つはベアリングがネジ留めされていること。意図は分からないけど2点目と関係あるかもしれません。2点目はメインギアに座金が入っていないことです。
本ブログでは何度か
「コストダウンはどんどんやってくれ。ただし目に付くコストダウンはやってくれるな」
と書いたことがあります。
座金を無くすようなコストダウンだったらどんどんやってほしい。部品代なんて0.1円ぐらいかもしれません。むしろ製造工数削減です。
座金ってなぜ必要かというと製造バラツキがあるからです。座金が不要ってことはバラツキの最小化に成功したってことなんだろうと愚考します。
【マイクロモジュールギア】
うーん。見た目はマイクロじゃありません。ウォームシャフトを回すギアがマイクロなのかな。効果あるのかなぁ?
アルミ合金なのにHAGANEギア
アルミボディなのにHAGANEボディ
マイクロじゃないのにマイクロモジュール
シマノの機能の名称は分かりづらい。
そんな事はどうでもよくて気になるのは回転フィーリングはどう変わったですよね。
極上のしっとり感です。
ただ筆者のリールだけなのか15ストラディック全般全般なのか不明だけど、15ストラディックの回転も相当いいです。19モデルが劇的に回転がよくなったかと言われるとそうではない。
「○○が更に美味しくなりました。」
みたいな違いです。
さて19ストラディックの点数は
90点
価格でマイナス20点。
2500Sが25,200円 → 26,000円
C3000が25,200円 → 26,800円
2500Sの値上げ幅は許容出来るけどC3000は上げすぎです。バイオマスター時代からモデルチェンジのたびにちょっとずつ値上げして、19ストラディックは、とうとう実売2万円に近付きました。さすがにコスパに優れたモデルといった評価はしっくりきません。
高級リールの仲間入りです。
値上げ幅は大いに不満ですが、ローターにメッキパーツを使うなど質感を上げる為にコストをかけているのが筆者好みなので10点戻しました。
楽天
Posted by HiroZo at 01:48
│ストラディック