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2016年04月23日

釣りに行こう

いろんな事が重なり気持ちが沈んでいたのですがやっと落ち着いて来ました。

平常心にはほど遠いけど日記代わりに記事にします。


親友を事故で亡くしました。
自慢の友人です。
受け入れることが出来ません。

今まで人が死ぬという事を正しく理解出来ていませんでした。

人生にこんなに辛い事があるって知りませんでした。

人が死ぬってこんなにも重いって事を初めて知りました。


ところが言葉は悪いけど葬儀を待ち焦がれている自分がいるんです。苦しいんです。早く楽になりたいんです。

葬儀に出て気持ちに折り合いを付けたい。


事故は4月上旬に鹿児島で発生して事情により遺体は埼玉に運ばれました。葬送式なるものが埼玉で行われたのち、やっと生地熊本で葬儀予定でした。

ところが葬儀の当日未明に本震・・・

参列の準備をしていたものの交通手段が全て絶たれました。新幹線は運休停止。高速道路も通行止め。頭に浮かんだ一般道も橋が崩落・・・

葬儀には出られませんでした。そもそも葬儀が行われたかどうかも分かりません。

なぜ彼に、彼の家族にそんな試練を与える必要があるんだろう・・・


5年前の彼は家族と共に宮城在住でした。
3月12日は彼の晴れ舞台・・のハズでした。
福岡駅上空で晴れ舞台・・・
筆者も晴れ舞台に出向く予定でした。
高校時代に一緒に原付免許を取った彼の晴れ舞台。
原付バイクに初心者マークを付けていた彼が隊長として凱旋してくるんです。感慨深い日になるはずでした。



しかし前日の3月11日を境に日本の歴史が変わったのは周知の通りです。

彼の職務は人々を守ること。
東北を日本を勇気付けること。

普段は冗談ばかり言っている彼が真面目な顔で
「自分たちが東北に勇気を与えられれば本望です」
といったニュアンスの言葉を発していたのが忘れられません。

彼の宮城の職場は波に飲まれました。
家族が住む宮城に帰任出来たのは1年後です。
それでも一切弱音を吐かない強い人でした。

その後、埼玉勤務になったのを機に自分は単身赴任して家族は熊本に建てた家に移り住みました。
職業柄、各地を転々としていましたがやっと安住の地に落ち着く筈でした。

そんな中で事故と地震。

なぜ彼に、彼の家族にそんな試練を与える必要があるんだろう・・・


ご家族とは彼の結婚式でしか会った事がないので心中は推し測るしかありませんが長い付き合いの彼の事はよくわかります。

大変な時に近くにいなくてすまない。

間違いなくそう思っているはずです。

家族は大切です。

ここからは私事ですが熊本の震源近くに住む姉は震源からやや離れた両親宅に避難しています。

ところが震源が移動していて両親宅も安全とは言えなくなって来たので息子(筆者)は気が気でなりません。ウチ(北九州)に来るように言いました。

ところが親と言うのはいくつになっても子を思うものなんですね。

娘(筆者の姉)は役所勤めなので寝る暇もなく住民のために頑張っています。両親にとって今やるべきことは娘を守る事であって息子に守ってもらう事ではないんです。
心配で気が気じゃありませんが子を思う気持ちはわかります。


いつまでもくよくよしていてはいけません。
釣りに行こう。



2016年7月 追記
事故の調査結果が発表されました。
今後に活かされるのを切に願います。


2019年2月 追記
F2が墜落したけど乗組員は生還したというニュースを見ました。
本当によかった。
これが奇跡じゃなくて必然であってほしい。


  
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Posted by HiroZo at 23:04