高儀EARTH MANの充電式 丸ノコDM-144LiAXを改造。安全カバーのバネを軽くする。

HiroZo

2021年04月04日 16:42

アースマンの充電式丸ノコ
DM-144LiAX
を購入しました。




軽くて小さくて手軽に使うのにはホントにいい機械です。

もちろんAC式の丸ノコに比べると非力で例えばツーバイフォーを切ると抵抗が大きくノコがなかなか進みません。

非力だからって思っていました。

違いました。

安全カバーが異様に重くて進まないんです。



この辺りから急に重くなる。


我が家の日立工機(古いからHIKOKI ではない)の丸ノコと比べてみてもEARTH MANの安全カバーの重さは異様としか言えません。バネが強すぎるんでしょうね。


と言うわけでホームセンターで引きバネを買ってきました。160円ぐらいだったかな?



長さ40mmがちょうどいいけど売ってなかったから仕方ありません。元のバネと比べるとこんな感じ。



左が元のバネ


現物合わせで長さを調整します。




おお。これは大成功です。
体感的にですがツーバイフォーのカット時間が半分ぐらいになりました。それでもACタイプの2〜3倍の時間がかかりますけどね。



まだ終わりではありません。
充電式の丸ノコはたいていレバーがダブルアクションになっていて、この機種は親指でロック解除ボタンを押しながらレバーを引きます。
このロック解除ボタンも異様に重いんです。

買ってきたバネは2本入りです。これを適度に伸ばして押しバネにしてしまいましょう。


分解して


ロック解除ボタンに仕込んであるバネを交換します。



これも大成功。ストレスを感じないぐらいに軽くなりました。

が組み立て時に別の問題発生。切り口の直角が出なくなりました。分解前は許容範囲内に収まっていたのに。



写真だと分かりづらいけど目視で分かるぐらい傾いています。


試行錯誤した結果、理由が判明。深さ調整のガイド部分を曲げてしまったようです。

ガイド部分が右側に倒れています。

深さ調整用の蝶ネジを締めると倒れたガイドが左に引っ張られてその力でベースが傾くみたい。

これはネジを締めていない状態。ボディとガイドが離れている。




これを真っ直ぐになるように戻します。

蝶ネジを締めなくてもガイドがボディにピッタリくっついているからネジを締めてもベースが引っ張られない。

きちんと直角が出るようになりました。
これで使いやすい丸ノコが完成。


バッテリー込み1万円で買える充電式の丸ノコでツーバイフォーが切れるのはこの機種が唯一無二です。他は左勝手だったり30mmぐらいまでしか切れなかったり。

EARTH MANの本機は110mmのチップソーでツーバイフォーが切れるんだから大したものです。これで過度な安全思想さえなければ完璧なのになぁ。



バッテリーセット(1万円弱)はオススメしません。買うなら本体のみ(5千円弱)にしましょう。




楽天

EARTH MAN S-Link 14.4V充電式丸のこ DM-144LiAX 1個





バッテリーは2個欲しいところですがバッテリーは4,500円ぐらいするからバッテリーセットに予備電池だと合計1万4千円ぐらい。


インパクトのバッテリー2個セットは破格の1万円前後。これと丸ノコ単品の合計が1万5千円弱だからインパクト本体が只で付いてくるようなものです。







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